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大工の大工たるゆえん ~by松~

板図1
左の写真は....
ベニヤ板に何かが書いてあるのですが...
なんだかわかりますか?


これは、会津では「板図」とよんでいます。
簡単に言うと大工さんが使用する図面です。
板図2
木造住宅ですと、柱や梁を加工しなくてはなりません。
現在では、この材料の加工を工場で機械が行うことの方が多くなってしまいました。
でも、本来というか従来は大工が加工しておりました。
この工程を「墨付け・刻み」と申します。
当社ではまだ大工が墨付け・刻みを行っています。
さすがに年間のうち何棟かは工場で加工してもらうこともあるのですが、
基本的には大工が墨付け・刻みを行っています。
そのときに、写真のような「大工流の図面」を作成します。
見慣れなければ、何が書いてあるのかわかりませんし、
寸法的なものがあまり書き込まれていないのですが、
不思議なことに、大工はこの板図がなければ墨付け・刻みができないのです。
大工は、親方に弟子入りし約5年間修行します。
一人前になるには「墨付け」が出来なければなりません。
板図の書き方も、その親方の書き方を見て覚えるのです。
ですから、大工によっても微妙に板図の書き方が違います。
時代の流れのなかで、大工が「職人」から「サラリーマン化」しつつあります。
致し方ないことなのかもしれませんが、良い仕事をするためにはやはり大工は職人であって欲しい。
職人としての大工が、腕をふるえる現場を多くつくって行きたい....と
考える今日この頃です。
by大工になれなかった大六