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大工さんの仕事2

墨つけ道具
昨日は「大工たるゆえん」というタイトルで、大工さんの仕事の片鱗をご紹介しました。
今日はその続きです。
左の写真は、昨日ご紹介した「墨付け」作業に使用する道具です。


写真をクリックすると、拡大表示されます。
画面からはみ出している棒状のものが「尺杖」。
手前から、「墨ツボ」「墨サシ」「曲かね」です。
墨ツボも墨サシも現代的にプラスチック製などになっていますが、いまだに墨汁を使用し木材に色々な線を書いていきます。
大工さんによっては、墨サシもいまだに「竹製」を使用している人もいます。
墨つけ材料1
上の写真が墨つけ後の材料です。
暗号のような文字も書かれています。
例えば一番手前の「キ」という文字は、「この線のところで材料を切り落とす」という意味があります。
墨つけ材料2
上の写真は、墨つけ後一部分を刻んである材料です。
この「墨つけ・刻み」の工程から上棟までが、最も大工らしい仕事であると私は思っています。
思わず、私も刻みに参加したくなります。
上棟のときは、大工さんも気合が入っており、現場も勢いがあり、見ていて面白いものです。
建主様も上棟のときは現場にこられますから、「上棟」がどういうものかはわかると思います。
でも残念ながらこの「墨つけ・刻み」の工程は、工場内でモクモクと作業が進むため、見ていて面白みはなく、
建主様もご覧になったことが少ないのではないでしょうか?
じっくり観察してみていると、けっこう面白いのですけどね...
大工さんの知られざる仕事です。